2025年9月21日(日)のメッセージ
安息日を守る
「安息日を守ってこれを聖別せよ。あなたの神、主が命じられたとおりに。」
(申命記 5章12節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
牧師 伊藤真嗣
先日から続くイスラエルのガザへの攻撃は心が痛みます。一昨年10月から始まったイスラエルの無差別空爆によって、ガザでは3万人以上の人々が殺されています。日本や国際社会は何も出来ずにいます。まるでパレスチナは世界に見捨てられたかのようです。私たちはこの叫びをどう聴くのか。大切な命が守られるのか問われます。
世界の平安を祈ると共に、一方皆さんにとって安息日とはどんな日ですか。私たちには7日間を一週間とし、そのうちの1日を休日として持つ、という「リズム」で生活することは、旧約聖書の創世記から始っています。神さまは、6日の間に天と地と海とそこにあるすべてのものを創り、7日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのでした。
この一週間の「リズム」で休みをとるということは、神さまの恵みです。そして、イスラエルの人たちはこの安息日を守り、自分たちの中で礼拝を守り続けたのでした。
安息日の本当の目的は、仕事を休むということではなく、平安をもと「神さまを礼拝する」ことにこそあるのです。それは別の言い方をすれば、人間の業、働きを停止して、心を神さまに向け、神さまとの交わりの時を持つことです。
イエスさまのもとにこそ、イエスさまのところにだけ、本当の安息があるのだということを示しています。今日も安息日にキリストのもとに集まった私たちは、力の泉である御言葉を頂きながら歩んでいきたいと思います。